ぷそみんぐるについて
このページは集会情報共有サービス「ぷそみんぐる」について、その目的や開発に至った経緯、使用技術や実際の運用コストなどの裏話的な部分などを記載しています。
目的と経緯については、集会主催者様から参加者様に至るまで皆さんに関係する部分なのでぜひ御一読頂けると幸いです。
使用技術や運用コストについては、PSO2関連のツールを開発してみたい方へ向けた情報共有的な部分となります。
どうやって作ったんだろう?どのくらいのコストで作れるんだろう?といった部分を共有することで「それなら私もなにか作ってみようかな!」と一歩踏み出すきっかけになれば僥倖です。
1. 名前の由来
「人と話す・交流する」を意味する"mingle"
ぷそみんぐるは、PSO2の愛称として長く親しまれてきたぷそと、 パーティなど不特定多数が集まる場で人と交流することを意味するmingleを合わせた造語です。
集会を通じてプレイヤー同士が交流を深めるのはとてもいいことです。
それを後押しするためのツール、まだ見ぬ集会に出会うための場所としての意味が込められています。
2. ぷそみんぐるの目的
ぷそみんぐるの究極の目的は、より多くの方が気軽に集会を開けるよう、システム的にサポートすることです。
平たく言えば、集会の開催と参加をカンタンにすることです。
集会を取り巻く負担
PSO2がサービスインしてから、実に10年以上の月日が流れました。
この10年以上の間に数多の集会がプレイヤーの方々によって催され、その数だけトラブルも発生してきたのも事実です。
集会は実に楽しいものですが、トラブルのリスク、そして主催する側の作業負担、そして参加する側の負担もあります。
ぷそみんぐるの管理人は、主に以下の負担があるのではないかと考えています。
会場被りのトラブル
集会を催す場合、最も恐れるべきリスクが「集会が被っていることに当日その瞬間まで気づかなかった」という問題です。
いざ当日会場に行くと別の集会と会場がバッティング!
どちらが先かを巡って参加者も巻き込んで大喧嘩に!!
悲しいことではありますが、現にこういったトラブルはこれまで何度も繰り返し発生してきた経緯があります。
きっと、どちらの主催者にも参加者にも悪気はないはずです。
しかし、焦りや不安からちょっとした言葉の行き違いで争いが起こってしまいます。

告知に関する負担
もう一つは集会を周知するためにかかる労力です。
現実的に、集会を何もせずにいきなり開催したところで参加者が集まる事はおそらく無いと思われます。
開催する以上は、周知することが必要不可欠であり、周知するには宣伝素材が必要になります。
きっと、どちらの主催者にも参加者にも悪気はないはずです。
しかし、焦りや不安からちょっとした言葉の行き違いで争いが起こってしまいます。
いわゆる集会ポスターのような、専用のカバー画像を撮影して、集会情報を入れて…
などなど、いざやるとなるとやるべきことは多くあります。
また、そもそもこうした広告物を作るには一定のセンスやスキルが必要であり、
ソフトウェアの使い方や表現テクニックなど学ばねばならないこともあって一朝一夕にはいかないものです。
なんでこんなに色々作らないといけないんだ!
そう思って、結局開催を諦めてしまった方もいるのではないでしょうか。

情報収集の負担
集会に参加したい人にとってのハードルは、情報収集のし辛さです。
集会の告知は主にSNS、特にX(旧:Twitter)で行われることが多いことでしょう。
しかし、SNSは常に情報が濁流のように流れる場所であり、情報を留め置くには向かないツールです。
新しいポストが投稿される度に古いポストは押し流されていき、
一度見失ったポストを情報の濁流からサルベージするのは至難の業です。

3. 開発経緯
ぷそみんぐるを開発するに至った経緯は、前述の目的以外にも以下の理由があります。
感じた"時代の変化"と"先行きの不安"
Web閲覧環境の変化
PSO2のサービスインからはや10年余り、この間に世の中は様々移り変わりました。
特にITに関わる変遷は凄まじく、身の回りの情報端末の主体は自宅のパソコンから手元のスマホ/タブレットへと変化しました。
しかし、これまで集会会場の調整に使用されてきた「PSO2集会告知(りざぶ郎)」はスマートフォンやタブレットへの最適化(いわゆるレスポンシブデザイン)が行われていませんでした。
もとい、PSO2集会告知(りざぶ郎)は「りざぶ郎」という汎用的なスケジュール調整サービスによって運用されているものであり、したがってその如何は運営会社によります。
TwitterのX化とマスク体制下の混乱
集会情報の主要な投稿先であったTwitterはサービス名がXとなり、経営層も大きく変化しました。
新たに経営者となったイーロン・マスク体制化では、度重なる突発的な仕様変更やAPIの使用制限強化、サードパーティの締め出し、誤BANの増加、インプゾンビの氾濫による情報の追いづらさなど、様々なユーザビリティの低下と先行きへの不安が起きています。
昨今は新規アカウント開設の有料化という仕様変更も囁かれており、今後も安定してサービスが運営されるかどうかは不透明です。
- レスポンシブデザインであること
昨今のWeb閲覧環境を意識し、スマホ/タブレットでも快適に使用できるものであること。 - 集会情報のみを記載できる場であること
SNSのように集会情報以外の情報が混じることなく、情報が遥か遠くへと流れていってしまわないこと。 - 統一した書式で体系的に情報が管理されること
必要となる項目を整理し、登録/編集時は入力チェック入力チェックを行うことで、主催者毎の記入フォーマットの違いや情報の過不足を無くすこと。 - ユーザ自身で管理できること
登録した集会情報の編集/削除はユーザ自身で行うことができ、認証機構によって本人以外が行えないよう保護されること。
4. 使用上の注意
(1) 集会被りが発生しないことを保証するものではありません
集会の主体はあくまで主催者自身であり、集会の開催は集会主催者間の互助と譲り合いの精神によって催されるべきと管理人は考えています。
集会の開催に関する一切の責任は主催者自らが負うものであり、それらのベースラインがあったうえで可能な限り主催者様の負担を軽減し、円滑に集会が開催できるようサポートするのが、ぷそみんぐるをはじめとする有志ツールの役割です。
主催者様各位におかれましては、この認識の下で当ツールを有効活用いただければ幸いです。
「ぷそみんぐる」は集会の被りが発生しないことを何ら保証するものではありません。
(2) 集会被りがあっても登録/編集は受け入れます
上記の認識の下、ぷそみんぐるでは登録/編集される情報が既存の他の集会と被るとしても、システム的に登録や編集を拒否しません。
受け入れたうえで、登録の際に会場被りが発生することを警告メッセージとして伝え、主催者間で調整することを求める仕様となっています。
この仕様とする理由は、前述のとおりぷそみんぐるはあくまで「補助ツール」であって、集会の開催自体を管理する立場にはない(集会情報を"共有する場"であって"管理する場"ではなく、あくまで共有するために個別の項目を管理するのみ)ことに由来するものです。
(3) 「PSO2NGS集会お知らせ」と連動していません
「#PSO2集会告知」タグに投稿されいる情報は、 @ngs_assembly様 が集計し、表化してくださっています。
ぷそみんぐる自体はこの情報を何ら参照しておらず、両者は必ずしも情報の同期が取れているわけではありません。
したがって、主催者様におかれましては、ぷそみんぐるを使用する際は「#PSO2集会告知」タグへの投稿もお忘れなきようお願いします。